若者たち2014第11話 最終回ネタバレ感想 兄妹・正臣が旅立つ
若者たち2014第11話 最終回のネタバレです。
多香子が突然やって来ると、佐藤家の土地の買い手がついてしまったと伝えてくる。
多香子「実は、兄に頼んで土地の権利書を返してもらおうと思ったの。ここへ来てみんながこの家を大切にしているのが分かったし。でもすでに買い手はついてしまったの」
旭「この土地は売る」
暁「よくねえだろ。勝手に決めるんじゃねえよ!」
旭「何処行くんだ!」
暁「仕事だよ!!」
旭は家を売るつもりでいるが、暁は納得いかず仕事へ行ってしまう。
旭は野球場で医師の正臣と一緒にいる。
正臣「そっか、あの家をなー」
正臣「お前の家の近くに住んでいた時、俺には夢があった。地域に密着して、痛みだけでなく、患者のこころも救えるような医者になりたい、そう思ってた。それが今じゃ、大学病院で医療以外の仕事に追われる毎日だよ。夢は幻想でしか無い、相違いかせて自分を誤魔化して生きてきた。でもお前たちと関わっていくうちに、真っ直ぐ生きようとしていたあの頃の自分を思い出したんだよ。」
正臣はそう話すと、今の大学病院を止め開業医の友人の病院を手伝うために地元愛知に帰ることを告げる。
正臣「夢を見るのが若者の特権なら、は夢を叶えるのが中年に特権だよ。」
旭「そっか、新城さんも旅だつんだな」
正臣「お前も、今がその時だと思っているんだろ」
正臣「谷川俊太郎の「未来へ」って歌に出てくる最後の言葉知ってるか?」
正臣は手話を交えながら語る。
正臣「誰も君に未来を贈ることは出来ない。なぜなら、君が未来だから」
正臣「俺からの最後のエールだよ」
旭「ありがとう」
大学では陽と旦が部室を訪れる。
そこには一人でレッスンをする香澄の姿があった。
香澄は舞台「飛竜伝」の1シーンのセリフをしゃべっている。
香澄は高校卒業認定試験の受かり方を教えてねと、旦へ握手を求めてくる。
旦は自分を許してくれたことを喜び、香澄も笑顔を見せる。
多香子は暁と兄の会社を訪れる。
暁はだまし取った3000万円をまだとってあると話す。
佐藤家では家を売り払う決意をしている旭にひかる、陽、旦が反対する。
ひかりは、兄妹も共にあかりの面倒を見ることに遠慮しているのかと怒る。
すると旭は、「お前らに幸せになってほしいんだよ!」と大声で言う。
そこへ暁が帰ってくる。
暁は3000万円は取っておいてあると兄弟に話す。
暁は旭と小学校の裏庭へ行く。
庭を掘る暁だが旭は「ほんとは3000万円ないんだろ?」と言う。
暁「なんだ知ってたのか、つまんねーな」
暁は土を掘るのを止めてしまう。
1ヶ月後。
佐藤家では旭と梓がいる。
大学病院では正臣が退職する。
携帯には旭からお別れ会をするメールが来る。
その姿をひかりが笑顔で見送る。
佐藤家では兄妹たちが歌を歌って盛り上がっている。
そこへ正臣がやってきて、ギター片手に「若者たち」を歌い始める。
梓はひかりに、あの歌は旭のために歌っているんじゃないかしらと笑って話す。
夜、正臣をひかりが送っていく。
ひかりは正臣に出会っていなかったら
ひかり「いつかどこかであなたと出会っても、もう振り向かない。ありがとう、さようなら」
正臣「さようなら」
正臣はそう言うと一人行ってしまう。
その姿をひかりが涙を流しずっと見ている。
正臣の乗った電車は行ってしまってもずっとひかりは見ていた。
ひかりが佐藤家に帰ると、暗い部屋で旭、暁、陽、旦がろうそくを持って立っている。
旭は電気は今日で落としていると話す。
暗い中ろうそくを灯しながら、壁の落書きを見て兄弟たちの思い出を語り合う。
暁「15の時からどんだけ、どんだけ、俺が苦労してきたことか。親父が死んでから働くために道路工事の会社に就職し
ご苦労さん。
暁「言いたいことがあるなら言えよ。ご近所さんだって許してくれるだろ」
旭「ありがとう!」
「俺達が周りから見れば歪んだ家族なのかもしれね。不倫がいて、ストーカーがいて、
お前らは俺の誇りだ。
明日からは
切っても切れねえ家族なんだよ
それは理屈じゃねんだよ。理屈じゃねえんだよ・・。
泣きたいときに泣く、それが人間ってもんなんじゃねえかよ
次の日、旭は佐藤家の表札を取り外す。
旭「さあ行こうか」
「またなー」
「じゃあなー」
河原では兄妹達がそれぞれの道を行く。
旭はあかりに手話で語りかける。
旭「誰も君に未来を贈ることはできない。なぜなら君が未来だから」
おしまい
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
感想
ついに「若者たち」終わってしまいました。
最初は暑苦しいと思うも、終わっちゃうとなんとも寂しい。
一先ずは、赤ちゃんのあかりちゃん元気で良かったです^^